<概要>
ISAS(JAXA宇宙科学研究所)技術交流会は各機関で行われている製作業務や研究者・学生に対する支援内容を共有し、日頃よりご協力・ご相談を頂いている関係者と工作技術を通じた関わりを深めることを目的としている。今回、ISAS先端工作技術グループと琉球大学総合技術部の共催で下記のとおり技術交流会が行われたので報告する。
実施期間:11月28日(火)~11月29日(水)
実施場所:琉球大学内施設(工学部附属工作工場、50周年記念会館、他)
参加人数: 12名(学外)+学内関係者(技術職員)
参加者の所属機関:JAXA、北海道大学、信州大学、東京大学、岩手大学、金沢大学、琉球大学
ISAS技術交流会行程表
<技術交流会内容>
鍛造講習会:
鍛造は加熱した金属をたたいて成形していく昔ながらの手法であるが、近年では鍛造を行うための技術や施設を持っている大学は珍しい。本講習は機械工学コース2年次を対象に行っている「材料加工学実習」のテーマのうちの1つである鍛造実習をベースとし、参加者に鍛造作業を体験してもらうことで安全対策や加工技術などを共有した(写真1)。
報告会:
加工技術の共有をテーマに、参加者の中から代表者数名が所属している機関で行っている業務や製作事例の紹介等を行い、情報の共有を図った。また、業務で直面している悩みに対して改善策などを出し合うなどして参加者全員で技術交流を深めた(写真2)。