令和7年8月7日に「親子で遊ぼう!女性技術職員による夏休み子どもサイエンス2025」(主催:大阪大学部局横断型女性技術職員ネットワーク)が開催され、本学も50周年記念館をオンサイト会場として参加しました。この企画は、大阪大学を中心とする全国の女性技術職員が部局を越えて互いに協力し、研究支援や地域貢献活動に取り組むもので、毎年夏休みの時期に小学3~4年生を対象とした科学実験を開催しています。2025年3月には、第6回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞を受賞しました。
今年のテーマは「~科学者になろう!~ 光の不思議を大調査」で、分光筒の工作から観察レポートの作成・発表までを行い、科学者の研究活動を体験するものでした。全国から10校の大学・専門学校がオンラインまたはオンサイトで講師として参加し、イベントに参加した親子は74組でした。そのうち、琉球大学の会場では10組の親子の参加があり、本学のスタッフとして総合技術部から10名、教務職員2名(内1名はオンライン対応)が参加しました。
イベント当日は全国の各会場やオンライン参加者とオンラインで繋がるハイブリッド方式で行われました。全体の進行はオンラインで大阪大学が行い、実験は各会場に分かれ実施しました。実験の時間は、参加した子ども達は白衣を着用し、分光シートの貼られた台紙を使って分光筒を工作し、部屋の光を観察しました。肉眼では一色に見える光が、分光筒を使って観察すると色が分かれて見え、各テーブルから歓声が上がっていました。観察した結果は実験ノートに記録し、実験後にオンラインで行われた研究発表会では様々な観察結果や考察を共有しました。その後の解説では光の性質や分光筒のしくみについて説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。そのほか、光に関する研究動画や技術職員のお仕事紹介などを経てイベントは終了となりました。


夏休み子どもサイエンスには琉球大学としては2021年から参加していますが、総合技術部としては2年目となります。普段は異なる職場に派遣されている多種多様な専門分野の技術職員が一堂に会して交流し、実験の流れや会場設営、運営方法に至るまで意見を出し合って役割分担し、イベントを成功させたことは参加した職員にとって良い機会となりました。
